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道具にこだわり、そこで作り出されるものを心から愛すること

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道具にこだわること

面白いもので、文字を書く(キーボードを叩く)という行動は、魂が宿った場合と、そうでない時とで、その勢いと表現に雲泥の差がある。

あるときは、気がつけば1000文字に近しい文字を入力しても足りないほどの情熱でキーボードを叩き続けることが可能。しかし、想いが宿っていない時のそれは200文字でも恟々諤々、やっとの思いで書き上げて、読み返すと全く内容の無い文章となっている。

そんな時は「コントロール+Aで全文選択からの削除」という動作に全く躊躇なく実行可能である。

対して、興が乗っている時の文字入力に関して、タイプミスの冷めることったら在りゃしない——。

勢いと熱量で書き上げた文章が、読み返せばタイプミスばかりで、それを直すことで表現したかった想いの半分以上が抜け落ちているかのような感覚———。

文豪が「紙と鉛筆」にこだわったように、今の時代は「キーボードのタッチ」には最大限にこだわりたい。タイプミス、それだけでなくタイプしている時の気分の高揚、高鳴りを受け止めるだけの感触が必要である。

ノートとラックトップを使い分けて作業を行う時、どうしても良い文章が書けるのは、自分のお気に入りのキーボードを使っている時だけだ。
感覚的な叩き続けるキーの感触が、「書く」というリズムを高めてくれるわけだ。

文字を大事にするクリエイターは、騙されたと思ってこだわりのキーボードを選んでみると良い。そこから生まれる文字の集合体が、これまでのものとは全く違う魅力を演出してくれるはずだ。

道具にこだわり、そこから生まれるものを愛するクリエイターがどれだけいるだろうか——。私は、こだわりを持って取り組む姿勢こそが、そこから生まれるものに魂がこもると信じている。

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